33歳女 自分の気持ちに向き合うことで強くなった

33歳女 自分の気持ちに向き合うことで強くなった

33歳女。

うつ病を発症したのは30歳のとき。

10年近く務めた会社を辞めて地元に帰郷し、新しい会社に就職したのですが、入社して3日で「辞めたい」と思うように。

会社の人はいい人ばかりだし、仕事も楽しいはず?...なのになぜそういう気持ちになるのか、最初は自分でも理解できませんでした。

むしろそれは「甘え」だと思っていました。

私の仕事内容は、取材と原稿を書くこと、それ以外に紙面のデザインを作ることもありました。

前職では役職がつくほどキャリアがあり、それもあって入社したときからプレッシャーがあったのは事実です。

だから、いつも気を張って「かっこいい自分でなきゃいけない」「期待に答えなきゃいけない」とピリピリとしていました。

しかし、無理していたことに気づかなかったのか、ある日から会社に行こうとすると涙が出るようになりました。

見兼ねた先輩は私に精神科の病院を進めてきました。

予約をすると事務員のおばさんが「そんなところに言ったって変な病名つけられるだけ。

今すぐ予約取り消して」と言われました。

なぜこんな気持ちになるか原因がわからないから不安になっているのに…。

「自分が弱いだけなんだ」と言い聞かせるしかありませんでした。

しかし、だんだんミスが増え、お客さんとのやりとりも上手にできなくなりました。

上司や社長に相談しても心の底から解決はできず「頑張って」と言われるだけ。

食欲もなくなり、ついに会社を休むようになってしまいました。

会社からは「休職しなさい」と言われ、しばらく休みましたが「復帰」するのは不可能だと自分で判断し、そのまま会社は辞めました。

そのあとしばらくは布団から出れませんでした。

実家暮らしだったので母も父も心配そうにしていました。

母が「たまには外にでてみない?」と声をかけてくれました。

断る日がほとんどでしたが「気分が悪くなったらすぐ帰ろう。

ちょっとだけでも、ね?」と協力的でした。

少しづつ外に出る日が増え、食欲も自然と戻ってきました。

仕事のことを考えなくていい、明日のことを考えなくていい。

それでけでもとても気が楽でした。

精神科の先生のススメもあって、何か夢中になれること、好きなことをやってみて。

と言われ、本屋さんで手芸の本を買ってしばらく手先を動かして作品を作っていました。

SNSにアップするといろんな人からのいいね!がもらえて、それが自信になっていました。

そんなとき、以前10年務めた会社からバイトにこないかと声がかかりました。

短い期間だったので、引き受け3日間、隣県まで出張に出ました。

久々に誰かの役にたった。

必要とされたことで、さらにわたしの心は回復していきました。

それからは、会社に属さず自宅でフリーランスとしてデザイナーをやっています。

上司からのプレッシャーもなく自分の思うように仕事ができています。

もしかしたらほかの方に比べるとうつ病の症状は軽度で社会復帰も早いほうだったかもしれませんが、本来の自分を思い出せた、自信を取り戻せたことが回復のきっかけだったと思います。

そして何よりも家族の支え、協力があってこそ。

自分の気持ちのままにその日を過ごすことで、無理がなく、感情のままに家族と向き合うことも大きな一歩に思えました。

諦めず向き合ってくれた両親に感謝です。