39歳 女 自分の本心を大切に 幸せに暮らしています

39歳 女 自分の本心を大切に 幸せに暮らしています

大学生の頃に初めて鬱を発症しました。

30歳頃までは調子が良かったり悪かったりを繰り返しましたが、今は健康に暮らしている主婦です。

そもそも実家で暮らしていたくなくて、一人暮らしのできる環境を求めて大学受験をしました。

ですが、大学受験が終わってしまうと目的を失い、アパートで一人退屈な毎日を繰り返しているうちに鬱を発症しました。

最初は不眠と軽い不安と軽い抑うつです。

病院で安定剤を処方してもらい、なんとか退屈な大学生活を乗り切りました。

希望通りの就職をして、張り切って社会人として仕事を始めたのですが、今度は頑張りすぎてしまい、また所謂「ブラックな環境」であり、休みが取れない割に安い給料、疲労がどんどん溜まっているのにそれに気付かず、いつしか簡単なミスを連発して自己評価が劇的に下がっていきました。

同僚から「なんか様子がおかしいから一度病院に行ったら」とアドバイスを受けて休みを取り、病院に行ったところ「かなり重い鬱」と診断を受けました。

自覚がなかったのです。

すぐに診断書を出され、休職が決定しました。

休職が決まったら突然体が動かなくなりました。

それまでは惰性でなんとか動いていたという状態だったことを知りました。

思えば会議の日程を忘れてしまったり、イレギュラーな仕事が発生したのにいつも通りに出勤して大事な仕事をすっぽかしてしまったり、資料を紛失してしまったり、普通なら考えられないミスばかりしていました。

すべて鬱が原因だったんです。

体が動かない、と言いましたが、具体的には朝起きて、トイレに行って、また横になって、天井を見上げます。

その天井が明るくなっていき、暗くなっていくのを一日中見ているのです。

暗くなってくる夕方まで身動きをしていません。

何を考えていたかも今では覚えていませんが、こんなに何もできないなら消えてしまいたいな、とは思っていたと思います。

夕方から夜になると少しだけ体が動くので、近所のスーパーで何か買い物をして食べて、薬を飲んでインターネットをし、また横になる、そんな生活を数か月続けているうちに少し回復します。

回復したので復職したのですが、やはり仕事がきついことに変わりはなく、すぐに退職しました。

まずは治さないといけないと思い、ひとまず仕事のことは忘れて、長い間忘れていた「自分が好きだったこと」をひとつひとつ思い出しながら、それをなぞっていくようにしました。

漫画を読むのが好きだった。

お笑い番組を見るのが好きだった。

音楽を聴いてライブに行くことが好きだった。

全て何もできずに何年も経っていましたので、楽しいことを思い出す作業をひたすらやりました。

そして、昔気になっていたけどそのままにしておいたことを書き出して、全てやり直してみることにしました。

今思えば、その過程は「自分が大事にしていたものを大事にし直す」という作業であって、自分自身がどういう人間だったのか、何をしたかったのかを自覚していく作業だったと思います。

収入は以前よりも安くなったのですが、収入を得ることよりも自分が喜ぶことを優先して毎日を過ごしていると、次第に投薬の量は減り、全ての薬をやめ、5年以上「寛解」の状態をキープできました。

鬱になった頃の自分はとにかく「他人優先、自分の主張はしてはいけない」と思い込んでいたように思います。

誰かの意向や誰かのルールに従うばかりで、他人の評価ばかりを気にして、自分の本心を大事にしていなかったのではないかと思うのです。

今では健康そのもので、「それは自分自身がちゃんと喜ぶことだろうか?」を自問しながら暮らしています。

自分が喜ばないことをしていると病んでいきます。

しっかり自分の本心に向き合って、自分自身に付き合ってあげることが、鬱にならないコツのように思います。