50代おじさんが30年かかって仕事より大事なものを見つけたはなし

50代おじさんが30年かかって仕事より大事なものを見つけたはなし

私は福岡在住の50代男性です。

私自身の鬱病体験と回復までの道のりを書かせていただきます。

ただ回復といっても完全に完治したわけではありません。

しかしながら現在パートタイム勤務と在宅でのクラウドワークを始められるようになり、状態も安定しているので、そこまで改善できた体験を書きたいと思います。

私の場合20代後半からゲーム系をはじめとするIT企業に勤務しておりました。

およそ30年近く昔の話ですので現在のようにネット環境どころかPCもまだ一般的ではなく高価な時代、私はゲームという人を楽しませるエンタテイメントを生み出していく仕事にやりがいを感じていました。

ですがそれは簡単な事ではありません。

人を楽しませるにはどうしたらいいのか、寝ても覚めてもその事を考えて毎日を過ごしていました。

そしてどんな仕事にも納期があります。

納期に間に合わせる為に必然的に長時間労働、休日出勤が状態化していきました。

やがて30代も半ばを過ぎてから、それまでしてきた無茶な働き方のツケが廻ってきます。

原因不明の頭痛、めまい、吐き気や食欲不振等が続き内科への通院も人間ドックでの検査でもはっきりとした病名はわかりませんでした。

ただ確実に気力が何に対しても落ちてきている事は感じていました。

また勤務先での今で言うパワハラや業績不振による業務内容や部署変更、ついにはリストラをされる状況になり、いよいよ体調の悪化が激しくなりネットで症状を調べてみたところ、はじめて心療内科の存在を知りました。

ただどんな病気でもそうですが、担当医の当たり外れはあります。

メンタルヘルスにおいては特にそれが顕著な気がします。

私自身も自律神経失調症や適応障害等、様々な病名をつけられました。

もちろん所謂セカンドオピニオンも試しましたが結果は同じでした。

回復のきっかけはずばり「鬱病である」と現在通院中のドクターから診断されたからです。

それから生活の為に無理やり働いて体調悪化を繰り返していた生活を改め、二年間在宅静養と投薬治療に専念しました。

また地域自治体の支援を受けて「アンガーコントロール=怒りの感情の制御」等メンタルコントロール、自分自身の考え方や生き方の長所、短所を見つめなおし、ありのままに受け入れる、いい意味で自分第一を心がける事が病状の安定にもつながったと思います。

今の社会は何かと多数主義というか同調するよう圧をかけてくる人達もいますが、他人と自分の境界線をしっかり引いて自分の人生を楽しむ事が回復へのひとつのポイントだと思います。