56歳 女 すぐに良い心療内科を受診できたことは幸運でした

56歳 女 すぐに良い心療内科を受診できたことは幸運でした

50代後半にさしかかっている女性です。

ほぼ、専業主婦ですが、時にはアルバイトをすることもあります。

子供を二人産み終えた30代、子育て、それにともなう、学校や幼稚園の行事・役員の仕事が重なり多忙を極めました。

別居している姑からの精神的圧力も相変わらず存在しています。

ある日、子供からうつされたインフルエンザが1か月たっても、完治せず、倦怠感で一杯の体を無理に動かして家事をしていたら、失神してしまいました。

内科医師で再度診察し、血液検査も依頼しましたが、問題はなしという結果です。

不眠がひどく、やっと寝られたと思ったら、悪夢ばかり、起床時には動悸がし、しばらく寝床から立ち上がれません。

また、光に嫌悪感があります。

物を書こうとすると指先がふるえます。

夫もさすがに様子が変だと考えたのでしょう。

体調悪化でやたらイライラしたり、泣いている私を見て、心療内科をすすめてきました。

ネットで、自宅から通院できる病院をを探し出してきました。

女性医師が経営されているところでした。

次の日、重い体をひきずり、なんとか車を自分で運転し受診します。

8帖ほどの小さな待合室、ダークブラウンでまとめられたインテリア、アンティークな楽器、花瓶、小さく奏でているジャズ音楽、やや暗めの照明、ほのかに香るアロマキャンドルすべてが癒されました。

最初に医療事務員さんからの問診があり、その後しばらくして診察室によばれました。

きれいな40代くらいの女性医師でした。

ささやくよう声で、微笑みをうかべながら、質問をされます。

そして「うつ症状がでています。

ストレス性うつ病でしょう」と診断がくだされました。

そして、今、携わっている、役員仕事を全部辞め、行事も欠席することをまず言い渡されました。

部屋を暗くしてしばらく安静にすること、家事育児はヘルプしてもらうことができないなら、できるかぎり手を抜くことを考えましょうとのアドバイスをいただきました。

処方された薬剤は、レキソタン、ソラナックスです。

1週間ほどすれば、症状の改善がみえてくるでしょうと、安心させられる言葉もかけてくれました。

半信半疑でしたが、医師に言われた通りの生活を実行してみます。

数日は何も変化はありません。

ただ、ソラナックスは効果がすぐでてきました。

夜5時間ほどは熟睡できるようになりました。

しかし、倦怠感はとれません。

10日ほど過ぎた頃でしょうか。

起床時の動悸はなくなりました。

確かに光がみえてきたようです。

最初は1週間ごとの受診、そして2週間ごと、1か月ごとと受診スパンがだんだんと長くなり、半年ほどたったら、ほぼ体調はもとに戻りました。

自分のキャパシティを超えた責務を負ってはいけないことがよく分かりました。

うつ病とというワードはよく見たりきいたりしていましたが、これほど辛いものとは思いませんでした。

いつ治るのかもわからない、治るかどうかも分からない、深く暗い穴倉に放り込まれた気持ちでした。

精神の病気は経験した人にしか分からない辛さであり、理解できない病気と思います。