36歳 男 認知行動療法 人生のちょっとした休憩だったのかな

36歳 男 認知行動療法 人生のちょっとした休憩だったのかな

約10年前、私は孤独に対する極度な不安に悩まされていました。

段々と全てのことに対して無気力になり、仕事にもやる気を感じなくなりました。

そんな私を心配した家族に連れられて心療内科を受診しました。

家族には心配かけたくないという思いからです。

内心は受診することを拒んでいました。

受信した結果、私はうつ病と診断されたのです。

私が把握していたうつ病の症状とは少し違っていたように感じたので、うつ病であることをなかなか受け入れることができませんでした。

半年が経った頃、ある知人に「認知行動療法」の存在を教えて貰いました。

無気力で毎日を送る日々に益々不安が募っていく私は、自分が本当にうつ病なのかを確かめる手段として認知行動療法のカウンセリングを受けてみようと思ったのです。

カウンセリングを始めた当初はやっぱりうつ病ではないと否定しながらカウンセリングを受けていました。

一ヵ月を経た頃、グループディスカッションの機会がありました。

うつ病者の人と同じ場にいるのはなんか嫌だなと思いながらも、拒否することも億劫で参加したのです。

グループのメンバーが語る心の不安や葛藤を聞いていると、それまでの否定していた気持ちが段々と変わり始めました。

グループのみんなも私と同じようなことで悩んでいたのです。

そこから、私は徐々にうつ病であることを認めはじめました。

うつ病だと認めると、それを理由に落ち込む日も多くありました。

どうせうつ病だからとより投げやりになる事もありました。

しかし、カウンセリングの回数が進むにつれて、私は自分の気持ちを客観的に見れるようになってきました。

あの人だったら、今の私の気持ちをどう感じるだろうか?と。

それを繰り返し行うことで、私が感じていることがすごく偏っていることに気付いたのです。

カウンセリングではこのようにして、すこしずつ自分の認知の歪みを知り、正していくことで、気づかないうちにすこしずつ前向きになって行ったのです。

カウンセリングを始めて1年がたった頃、私はカウンセリングを卒業しました。

私は、ただのサラリーマンでした。

人一倍頑張ることもしないし、職場の人間関係が悪かったわけでもありません。

よく言われるうつ病になる人の傾向には全く当てはまらない人間でした。

なぜ、そんな私がうつ病になったのかは未だにわかりません。

何であれ、私はうつ病になったのです。

でも、恐れないください。

うつ病はかならず向き合うことで回復します。